セルフカバ一集 二番煎じ

中村中 セルフカバ一集 二番煎じ歌詞
1.強がり

作詞:中村中
作曲:中村中

急にため息ついたりしたら
ホラね やっぱり驚くわよね
いつからだろう
強い女になってしまった

口先ばかり上手になって
本音言うのも樂じゃないわね
どうせみんな 見えてる事ばかり
信じたがるのよ

「あたしにだって
泣いてる夜くらいあるわ」って
そんな風に言ったら
今度はみんな笑うのかしら
馬鹿にされるのは癪だから
強い女になりました
笑ってないといられない
みんなそうでしょ
強がり

私の聲が聽こえてるなら
怒鳴ってやりたい奴もいるけど
指輪外したあの夜だって
笑うしかなかったの
だってつまづけないわよ
怖いものがないわけじゃない
今度倒れたら
もう立ち上がれないかも知れないわ
言いたい言葉を飲み迂んで
溢れる淚を飲み迂んで
あとどれくらい
こんな夜を越えるのかしら
強がり

淚の數だけ私も
優しくならなきゃいけないね
明日はどこにいるかしら
笑っているかしら
笑ってないといられない
みんなそうでしょ
強がり


2.潮騷靜夜

作詞:中村中
作曲:根本要

部屋の燈りは點けないで
波の音だけ聞いていたい
少しくたびれた腕の中
やがて來る朝を忘れたい

私は決まって 淚で目覺める

あなたと見てた夜景より きれいな街
ひとりで見る朝日を あなたに見せたい
ありふれた日々に掛けてた鍵を開けて
ひとりでいる時にも 笑える強さ見せたい

風に搖れてるシ一ツ越し
あなたの背中を探してる
騷ぐ波だけが二人を見ていた
明けない夜の間だけ 二人の夢
このまま息を止めて
目覺めなくてもいい
二人がそれぞれの暮らし守る為に
答え探すくらいなら
明日が來なければいい

燃え上がる戀と呼ぶには
遲い出會いでも
守れる物の中に あなたを數えたい
靜かな寢息立てている あなたの為
少しは出來る事が
私にあると信じたい


3.晴れ舞台

作詞:中村中
作曲:中村中

世間のニュ一スによく似た色の
今夜も暗い幕が開く
眩しいライトに目をつむる度に
思い出すのさ あの笑顏

昔話をねだっても
「忘れたよ」しか言わなくなっちまって
母ちゃん おいらは知ってるよ
燈りも點けずにオイオイと
忘れた昔が夜泣きするのを
おいでよ母ちゃん
おいらのもとへ
故鄉に殘した優しい瞳に
おいらの姿 見せてやりたい

擦り切れるほど繰り返し
見ては歌った「越後獅子の唄」
母ちゃん おいらの歌だけが
「寶物だよ」と笑うから
おいらもクヨクヨしちゃいられない
おいでよ母ちゃん
夜明けは近い
見えるといいな 晴れの舞台に
昇れ おいらの初日の出
ライトを浴びて
呼ばれる名前は
母ちゃんに貰った名前だよ

忘れちまった 昔の代わりに
夢を見させてやるからね
もうじき暗い幕が開くよ
おいらの姿 見てて下さい


4.回轉木馬

作詞:中村中
作曲:中村中

始まりは囁くようでした
產聲は街中に響いて
それを聞く人々の笑顏に
包まれながら 少女に成った
爭いは些細な事でした
あの夜が少女を強くした
別れを歌に乘せ
初めて泣きました
人生は
たまに幸せ たまに贅澤
たまに轉んで たまに傷
ララルララ
笑顏 泣き顏 數えて
動き出したメリ一ゴ一ランド

それからは若さに急かされて
宛てのない船で街を出たわ
悲しい事なんて
誰にも同じだけあるもの
いつかの自分のような
少女に語りかける
人生は
時に阪道 時に寄り道
急ぐ時こそ回り道
泣いたのは
人の痛みを知る為
搖れて迴るメリ一ゴ一ランド
歲を重ねて 初めて氣付く
誰かの為の歌が
耳をすませば 聞こえてくるの
私に語りかける
人生は
どんな淚も 思い出になる
どんな日々より 今が好き
立ち止まる事は出來ない
いまでも加速していくメリ一ゴ一ランド
いつか止まってしまうまで
世界よ 今日も迴れ


5.手紙を書いてよ

作詞:中村中
作曲:中村中

こんなに遲くまで起きていて
眠れなかったのかい
ひとりで泣くのなんておよしよ
月明かりの夜
ここから君の部屋が見えるよ
窗を閉じていても
部屋を出てこいとは言わないよ
今日は僕から話すね

笑う事なら得意だけれど
淋しいと言えない所 似た者同士
今夜も街は冷えていますか
僕がした くしゃみに
聲掛けてくれるなら 君は僕の友達さ

教えて 父さんが母さんと
出會った時の歌を
「僕の髮が肩までのびたら」
素敵な歌だね
どんなに高い背伸びをしても
屆かなかった背中
今では同じ歌を並んで
ホラね 僕も歌えるよ

朝燒け雲が もうすぐ燃える
今なら間に合うよ
窗を開けてごらんよ

今夜もやるせない膝抱え
眠れないのなら
ひとりごとするみたく
僕に手紙を書いてよ
ひとりごとじゃないように
僕に手紙を書いてよ
僕に手紙を書いてよ
君は僕の友達さ